GISの理論と応用技術、これらを用いた組織の運営は、地方から国にいたる行政全般を効率化させる手段として昨今ますます注目を集め、各専門分野と合わせて横断的に導入され利用されています。関西地域には、GISについて先導的役割を務める自治体が数多く存在し、GISへの認識の高さは全国的にみても優れて高いものがあります。地理情報システム学会関西支部では、地理空間情報活用推進に関する近畿地区産学官連携協議会の構成団体として、さまざまな活動を通じて関西地域の地方公共団体等におけるGISの普及、促進に努めてまいりました。
今年度「第26回関西地域GIS自治体意見交流会」は、10月9日(木)「関西G空間フォーラム2025」の一環として開催いたします。
今年度は『未来へ繋ぐ、地理空間情報の利活用の可能性と将来展望』と銘打ち、さまざまな視点から現況と課題、技術開発と学術・研究、ならびに関連産業の現状を把握し将来を展望します。生活スタイルの多様化と新たな社会・経済活動に対応し、地域社会を牽引する自治体において、その役割を支えるGISの技術はますます重要となります。さまざまな立場から、広い視点に立って議論を行うことで、意義のある情報交換の機会になればと考えています。自治体のみならず、広く民間・研究機関等の空間情報やGISに関係されておられる方々の参加をお待ちいたしております。
お申し込みはこちらから。
*** プ ロ グ ラ ム***
(9:30~17:00 機器展示映像)
10:00〜16:30 合同シンポジウム
10:00~10:05 開会式
地理空間情報活用推進に関する近畿地区産学官連携協議会会長
大阪工業大学 名誉教授 吉川 眞
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第一部 第44回測量技術講演会
10:05~11:05 基調講演「防災から見る地理空間情報の利活用の可能性と将来展望」
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター 教授 畑山 満則
11:05~11:55 特別講演「衛星画像を活用した効率的な電子国土基本図の整備・更新」
国土交通省国土地理院 基本図情報部 地図情報技術開発室長 野口 真弓
11:55~12:10 「地理空間情報関連の機器・システム等の展示会」の展示内容紹介
参加団体・企業等
12:10~13:20 ~ 休 憩 ~
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第二部 第26回関西地域自治体意見交流会
13:20~13:25 開会挨拶 地理情報システム学会 関西支部 田中 一成
13:25~13:45 「交野市の統合型GIS導入の経緯」
交野市 都市まちづくり部 都市まちづくり課 古澤 悠司
13:45~14:05 「守口市 公園管理システムを活用した維持管理について」
守口市 都市整備部 道路公園課 神﨑 翔太
14:05~14:25 「地理空間情報を活用した公園管理のスマート化」
国際航業株式会社 事業統括本部 西日本地理空間情報部 伊達 純子
14:25~14:45 「観地理情報システムを活用した戦略的緑地計画」
大阪公立大学大学院 農学研究科 准教授 松尾 薫
14:45~15:25 ~ 休 憩 ~
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第三部 第14回 合同パネルディスカッション
15:25~16:25 合同パネルディスカッション「未来へ繋ぐ、地理空間情報の利活用の可能性と将来展望」
コーディネータ:
エアロトヨタ株式会社 空間情報事業本部自治体アセット事業部 浅野 和仁
パネラ:各発表者および午前中の講演者
16:25~16:30 閉会式
国土交通省国土地理院 近畿地方測量部長 田中 宏明
(~17:00 機器展示映像)
※ 合わせて,関西G空間フォーラム2025実行委員会 事務局のページ(講演演題は記者発表時)をご覧下さい。